生き物が優れた遺伝子を残すためのファーストステップと言えますが、傾城の美女クレオパトラとシーザーの話や、有名すぎるロミオとジュリエットの悲恋、日本でも恋人に会いたいがために火事を起こして火あぶりの刑にされた、八百屋お七の物語や恋煩いがテーマの歌舞伎の娘道成寺など、恋にまつわるストーリーはどれも激しく、そしてクレイジー。“恋煩い”、“恋は盲目”、“恋に狂ってる”などの表現にもあるように、恋って楽しいだけじゃなく、時に見境なくなって自分をコントロールできなくなる厄介もの。逆に冷静でいれるようでは恋じゃない!なんて、思う人も多いのでは?
では、恋をしている時の特別な感じとは、身体のどこからきているのでしょう。恋愛には3つのステージがあると言われていますが、それぞれのステージでカラダの中で分泌されるホルモンにはこんな特徴があるんです。
ステージ1:Fall in LOVE♡
恋に落ちるのは抗えない!とある心理学の研究によると初対面で会った異性が恋愛対象に入るかどうか、決まるまでは1.5~4分間だそう。その55%はしぐさ、38%が声のトーンやスピード、たったの7%が話す内容なのだそう!ここで異性を魅了するのは女性ホルモン(エストロゲン)と男性ホルモン(テストステロン)。特に女性ホルモンは皮膚の潤いを保つなど女性の魅力アップに必須です。
ステージ2:Infatuation♡
恋に溺れる・・いわゆる、恋の初期。ドキドキワクワク、でも不安にもなる時期ですね。ここではアドレナリンやドーパミンが高くなり、セロトニンが低くなります。アドレナリンは“闘争と逃走の神経伝達物質”。好きな人を見ると胸がドキドキしたり緊張するのはこのホルモンのしわざ。ドーパミンは“野望と報酬のホルモン”。カップルが舞い上がったり、お互い独占したいと思うのはドーパミンの影響かも。セロトニンは“幸せホルモン”。ドーパミンやアドレナリンが作られすぎると、ホルモンバランスを崩しセロトニンが低くなってきます。幸せホルモンが足りないと、不安になったり寂しくなったり、食欲が落ちたり・・。恋煩いで食事も喉を通らないのはセロトニンが下がってるせいかもしれません。
ステージ3:Attachment♡
恋が安定して愛情が深まってくる時期。のぼせ上がっていた熱々カップルも、彼からの連絡が来ないと不安になっていた彼女も、セロトニン値が正常に近づくにつれ、冷静に周りが見えるようになってきます。“あれ、なんで好きになったんだっけ?”ってなるのもこの時期。全ステージを通して大事なのは、“愛情ホルモン”のオキシトシン。スキンシップやセックス、出産の時に分泌され、相手に対して愛情や信頼感が高まります。また恋する気持ちを盛り上げるのは“恋のホルモン”のPEA。脳内で作られる天然麻薬成分です。吊り橋効果で隣の相手に恋をしてしまう時に分泌される物質です。チーズやチョコレートにも含まれることがわかっています。
こうして見ると、私たちの恋愛はホルモンに操られていることがわかります。これらホルモンはコレステロールを材料とし、ビタミンやミネラルの栄養素が不足しているとうまく作れません。特に女性ホルモンは太りすぎでも痩せすぎでもダメ。ストレスでも減ってしまいます。
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恋に振り回されることもあるけど、それもまた恋の醍醐味といえますね♡
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